Internet

1994年にインターネットを初めて見たとき、これまで自分が探してきたものに対面できたような気がした。 “The Network is The Computer “は、サンマイクロシステムズの標語である。 有名な言葉であるが、コンピュータとは、つなげて何ぼのものだとわたしも思っている。 全世界の家庭にあるパソコンまで、つながってしまう可能性のあるインターネット。 その出現にわたしはかなりの衝撃を受けた。

ただし、その基盤は極端に脆弱で、人々の善意で成り立っているようなネットワークである。 悪意の第三者がたくさんいれば、たちまち無法地帯となる可能性も秘めている。 いろいろ便利になるからどんどん使え、というものでもないように思う。 ホームページ改ざんや、プライバシーデータ-の散布、ネットワーク感染するウイルスソフトの配布。 まともな頭では考えられないようなことが、現在簡単に起こっている。 インターネットは、そんな一面ももっている。
わたしは、1996年に自分のホームページを立ち上げてから、ずっとインターネットを見守っている。 果たして人類にとって有益なものなのか、それともただ単に暇つぶしの手段なのか。 わたしは、使い方によっては有益なものになると思っている。ま、何でもそうかもしれないが。 それで、どのように使えばこれまでにない特徴を引き出すことができ、どうすれば有益なものになるのかを考えている。 まだ、結論まで至っていない。

コンピュータの世界は、日進月歩で変化が非常に早い。 インターネット関連の技術も、同様である。 わたしは、生涯インターネットに携わっていたいと考えているので、インターネット関連のサーバーを自宅に設置している。 もちろん、管理は勉強のため自分で行っている。 わからないことも多い。 また、頭の中で理論的にはすぐにわかるのだが、実際手を動かしてみると、できないことのほうが多い。 ただ、時間をかけながらじっくりと考えたり、試行錯誤を繰り返していると、何とができるようになってくるものだ。

ということで、ここでは、インターネット関連の自宅サーバーの設置とその管理についてのエピソードを公開していきたいと考えている。