Gossip

アキレス腱断裂 ちょっと耳学問

あるタクシー運転手さんとの会話

1999年10月8日、ユーザーさんから相談したいことがあるので、と呼び出しをもらった。 足の状況がこのありさまなので、あまり動きたくない旨を丁寧に説明したが、 ぜひ来てほしいとのことであったから、タクシーで出向くことにした。 松葉杖をもってぎこちなく乗り込む私を見て、運転手さんが聞いた。 「足をどうされました?」「テニス中に、アキレス腱を切りまして。」と私。 「私も7年前に、野球をしていて切りました。」

運転手さんは、野球のベースランニング中にアキレス腱を断裂したそうだ。 かれは、まだまだ野球がしたかったので、手術で治すことにしたそうだ。 しかし、この手術が非常に痛いものであったそうだ。 彼いわく、「私の人生の中で、一番痛い思いをした。」「これまでは、親知らずを削ったのが一番痛かった。」 「しかし、アキレス腱の手術は、その比でなかった。だって、麻酔が効かないんだもん。」

アキレス腱を切った人の話を生で聞くのは初めてであった。 私も、手術をするかしないかの選択を迫られた場面があった。 手術をしないで治すほうを選択したのだが、この話を聞いて、なおさらその選択でよかったと思った。

あるコンピュータメーカー営業さんとの会話

1999年11月18日、お付き合いのある某コンピュータ会社のセミナーに出席した。 営業の方々は、私のアキレス腱が悪いことは知っており、私はこのセミナーには出席しないのでは、 と思っていたらしい。ビッコを引きながら会場に近づくと、すぐに駆け寄ってきた。 その時、私の会社の担当営業の一人の方(Aさん)が、「私も9年前にアキレス腱を切ったんですよ。」 と話しかけてきた。

Aさんは、ソフトボールをしている時にアキレス腱を切った。 それも、ファーストを守っていた時。 ひょいっとファーストベースに戻ろうとした時、右足のアキレス腱あたりにボールが当たったような感触を持った。 この時、まさかアキレス腱を切ったとは思わなかったそうだ。 そこで、知ったかぶりの同僚がいて、「これは、ふくらはぎはつっただけだ。」 といって、足首をぐりぐりともまれたらしい。 みなさん、アキレス腱断裂くらいは、自分で判断できるようにしましょう。

写真は、新宿区荒木町の飲み屋街。 レトロな感じが評判で、映画やTVドラマのロケが、ここでよく行なわれている。
2003年3月12日、テニス帰りに撮影。