Knee pain

ひざ痛について

ひざの痛みが始まった

ひざの痛みの自覚症状としては、2002年の夏ごろだろうか。 あまりはっきりとは覚えてないが、右ひざに重い感じがあったのは覚えている。 その時は、いつものことなのでそのまましておけば、そのうちに治るだろうと軽く考えていた。

そしたら、その年の10月23日(水)、今度は反対側の足、左足のひざ、正確に言うとひざの外側が痛くなった。 症状としては、キリキリという痛みで、これが始まると歩けないほど痛いのである。 普通に歩いたり階段を上ったりするのはまったく問題なかった。 でも唯一、階段を降りる時この痛みがでた。始まるとしばらくじっとしていないとおさまらない。

こんな痛みははじめてであった。 木、金と二日間安静にして、土曜のいつもの練習会に参加してみた。 1時間くらい経過したころから痛くなり始めた。 その後ダブルスのゲームをやったのだが、動けなくてさっぱりであった。

思い当たる節

そういえば、2001年のはじめ、父がなくなったあたりから、 関節痛によく効くといわれている グルコサミン(別途参照)を服用しなくなっていた。

なぜ、服用を止めたのか。理由は、三つあった。

ひとつは、グルコサミンの服用は、1999年9月に切ったアキレス腱のためであった。 しかしもうすでに1年以上も経過し、アキレス腱も左足も断裂前に近いところまで回復してきた。 それで、もう役目は終わったのでは、という気持ちがあった。
ふたつ目は、右手の手首にあるガングリオンという脂肪の塊を気にしたためである。 これは、右手手首の内側、ちょうど脈を取る場所に出来ている。 はじめてこの存在を発見したのは、多分中学生の頃、14、5歳の頃だと思う。 そのころから、約10年くらいの周期で、大きくなったり、小さくなったり、と変化してきた。 この周期が、グルコサミンを取り始めてから狂ってきたような気がしたのだ。 そればかりか、今回はこれまでに経験したことのないくらい大きく成長して来たのである。 それで、これはグルコサミンも関係しているなと思い、服用を控えるようになった。
三つ目は、仕入れの問題である。 グルコサミンは、これまでUSAで購入していた。 2001年までは、年に3回くらいUSAへ行っていたので、そのときに安い ドラッグストアーで3、4か月分購入していた。 しかし、この2、3年はUSAへ行く用事がなく、したがって購入の機会もなかった。 また、これを日本で購入しようとした場合、含有量と価格という問題があり、日本で買うのを 躊躇していたのだ。
日本で売られているグルコサミンの問題点としては、三つある。 ひとつは、価格がUSAに比べて高いこと。 ふたつ目は、含有量が少ないこと。したがって、多く服用しなければならない。 三つ目は、日本で手に入るものの中に、コンドロイチンもいっしょに配合されたものがない。 コンドロイチンは、軟骨の原料となるもので、主にサメの軟骨などから抽出されて製品化されている。 グルコサミン単体よりも、コンドロイチンもいっしょに配合されたサプリメントを、 摂取すると効果が格段によいという報告がある。 ま、別々に摂ってもいいのだろうが、面倒なので。

ということで、2001年の9月以降、海外へ行っていないので、ちょうどその年の 年末あたりにグルコサミンの在庫がなくなってしまった。 インターネットを使って、USAのオンラインショップから購入するという手もあったが、 なぜか、やる気があまり起こらず、そのままにしてあったのだ。

緊急対応

2002年11月から、グルコサミンの摂取を強化した。 メーカーからの摂取に関するアドバイスは、1日3錠となっていた。 それで、これまではガングリオンの成長のこともあったので、1日1錠に制限していた。 しかし、意を決して1日2錠摂ることにした。

それに、今年の1月からは、ビタミンCの摂取にも気を使うようにした。 というのは、それまでは、1日500mgくらいを朝晩2回摂っていた。 しかし、自分の運動量を考えると、全然足りないのではと思ったのである。 さらに、体内で軟骨組織やコラーゲンを生成するには、ビタミンCが重要な働きをしているということも 知ったからである。

もうひとつ、テニスを週1回から2回程度に控える、という対策もこうじた。 その結果、試合での動きや球に対する反応が悪くなってしまったが、 それはしょうがないこととしてあきらめた。

現状(2003年2月現在)

この文書は、2003年2月に書いている。この時点で、グルコサミン摂取を強化してから 4ヶ月が経過している。 それまでは、左足の激痛はとうに解消されたものの、右足ひざの鈍痛は、 いまだ解消されず、また再発するのではという不安を抱えていた。 先月くらいから、摂取強化して3ヵ月後であるが、徐々にひざへの不安がなくなってきた。 いまは、週2、3回のテニスをしても、右足が重いと感じることがなくなってきた。 グルコサミン様さまである。

ただし、グルコサミンさえ摂ればすべてが解消するか、というとそうでないかもしれない。 わたしは心配性なので、ひとつだけ頼るのは非常に心もとなく感じる。 それで2002年の11月以降、ストレッチング方法をについて再調査し、 下半身、特に股関節のストレッチングを12月から実践している。
その結果、これまで両足をそろえて前屈した場合、地面に手がつかないくらい硬かった体が、 少しづつではあるがやわらかくなってきたように感じる。 実際に、前屈ですでに両手は地面につく状態にはなってきた。 この柔軟体操もひざ痛を解消できた要因ひとつではないかなと思っている。

いづれにしても、大事に至らずにすんでほんとによかったと思っている。 痛みが出たときは、半月盤が損傷したかなと思った。 そして、半月盤について調べると、再生不可能という情報ばかりであり、 またもやテニスはこれでおしまいか、とぞっとしたときもあった。 いやはや、体ってちょっとメンテナンスに手を抜くといろいろあるもんだ、とつくづく思った。