History

豆柴ハルとの出会い
出会いはいつも突然である
ハルとであったのは、2004年10月31日であるが、それまでのことをちょっとだけ。
今年の夏以降、豆柴が飼いたくて、インターネットでブリーダーやペットショップを探しては、 週末の休みに家族で豆柴探しをしていた。 そんなとき、上板橋に豆柴専門店を名乗る店を見つけた。 川越街道沿いなので、この道を通るとき何度か目にしていたが、訪問したことはなかった。 インターネットでの検索でもでてきたので、一度行って見ることにした。
店構えは小さいが、「豆柴専門」とか「柴犬」とか、看板やのぼりがやたらと目立つ店である。 入り口の左側がガラス張りになっていて、店の中が見えるようになっている。 覗いてみるとダンボールと空っぽのゲージしか見えず、犬たちはどこにいるのかなという感じであった。 ちょっと怪しげな店かな。 気持ちを整えて、エイやッと入ってみた。
この店のオーナーと思われるおばさんが、中に一人いた。 「犬見るの?」とおばさん。「ハイ。お願いします。」とわたし。 「いっぱいいるから、見てって。」 「子犬は寝るのが一番だから、隠してあるのよ、家は。」 そういって、何匹もの柴犬や豆柴、極豆柴の子供を見せてくれた。 しっかり数えていなかったが、15匹くらいは見せてもらったような気がした。
ただし、その日は購入するつもりはなかったので、おばさんの話をしこたま聞いて帰ることにした。
その後、いろいろ見た店の中では、このおばさんの店が一番いいかな、ということになり、10月31日(日曜日) にもう一度この店を訪れることになった。
当日いた子犬は、赤豆柴の2ヵ月半の子犬、メス2匹。 赤豆柴の2ヶ月の子犬、メス2匹。 白豆柴3ヶ月の子犬、メス1匹。 黒豆柴3ヶ月、オス1匹。 それに、赤極豆柴の子犬3ヶ月、メス2匹。 そのうちの1匹が、長渡家へ来ることになる「ハル」であった。
最初おばさんは、2ヶ月半の豆柴を勧めていた。 毛並みもいいし顔もいい。お買い得だよ、言っていた。 しかし、何か惹かれるものがなかった。 極豆は小さいし、高そうだったので、最初のうちはあまり真剣に見ていなかった。 でも、おとなしくダンボールの端に両前足を引っ掛けてずっとこちらを見ている目があるのに気づいた。
かわいい顔しているな、というのが第一印象であった。 おばさんからは、子供を産ませるつもりならば、大きいほうがいいよ、というアドバイスがあった。 だけど、大きいのはかわいくない。 この極豆といわれている2匹は、非常にかわいい。 これを飼うことにしよう。
ということで、お店にいた極豆柴3ヶ月の2匹のうち、1匹を購入することにした。