2003年 京都 家族旅行 夏
大原 三千院
. 京都といえば、「京都〜、大原三千院〜♪」という歌をすぐ思い出していた。 だが、ここで歌われている三千院とは、どこにあるのだろう。 これも、わたしにとって大きななぞであった。
大原も京都市内にはないのだ。 今回宿泊した宝ヶ池から、さらに北へ車で30分くらい走った山の上にある。 宝ヶ池も京都の北の端だと思っていたが、そのまた先に大原があった。
山を上って、大原三千院に近くなってくると、昨日宇治の平等院で感じたことがまた起きてきた。 いたるところに、大原三千院前駐車場、大原三千院にいちばん近い駐車場というカンバンと、 盛んに呼び込みをしているおばちゃんの姿が目に飛び込んできたのだ。 ほんとの駐車場は、いったいどこ? これらのおばちゃんを無視して、さらに車で登っていくと、もうこれ以上行けないというところまできてしまった。
正面には三千院の参道への階段が見え、その手前に谷川にかかった小さな橋が見えた。 左まわりに小さなロータリーがあり、そのさらに左に車が6台くらい置けるな所があった。
ここに、推定70歳くらいの腰の曲がったおじいさんがいて、ここに止めなさいと言っていた。 たぶんここがいちばん近いところだろうと思って、ここに駐車することにした。 おじいさんは、「3時半まではいるけど、そんなに遅くまではかからないよね。」といいながら 400円を受け取った。
普通、領収書くらいくれるよね。 でないと、本当にお金を払って止めているのかどうかわからないのでは。 少々疑問は残るものの、三千院へ向かいことにした。

ところで、昼食はこの近くにある「呂川茶屋」でうどんを食べたかった。 それで、このおじいちゃんにこの茶屋がどこにあるか聞いてみた。
「おじさん、呂川茶屋ってどこにあるの。」
「あー、おがわ茶屋?」
「ちがう、ろ、が、わ。」
「もがわ?」
「麻呂という字の、呂川」
「あー、呂川ね。この近くさ。でも車で行ったほうがいいよ。」 「口を二つ書く字の呂川じゃろ。」
かなり耳が遠いね、このおじいさん。

京都には、苔寺として有名な西芳寺という寺がある。 聞くところによると、あまりに観光客が多いので、予約をしないと境内を見れないという話である。 わたしはそこを見たことはないが、この三千院もかなり苔深いところで、 さながら緑のじゅうたんの中を歩いているようであった。 今度は西芳寺へ行って、その違いを確かめてみたいものだ。
三千院は、あいにく入り口の門は修復中で興ざめであったが、全体としては広く、落ち着きがあって、満足する内容であった。 ここまで来たかいがあったと思った。

参道の脇を流れる谷川に沿って7、8分下ったところに、呂川茶屋があった。 この茶屋の前の道はかなり細く、車1台がやっと通れるくらいの幅しかない。 この道を無遠慮にとおっていくと、車数台くらい止められる呂川茶屋専用駐車場があった。 ここは、茶屋を利用する人には無料なので、最初からここに止めて参拝に行けばよかったと思った。

写真は、境内の苔むした中庭である。 歩道以外はほとんど苔に覆われていて、さながら緑のじゅうたんであった。 2003年7月31日撮影。
Kazuyoshi Nagato
|Return|