２００３年　京都　家族旅行　夏

北山通り界隈
.	今回、北山通り界隈を散策することができて、ほんとに良かった｡ これは、出発前に北山について調べていて、ここへ行きたいと思って来たのではない｡ たまたまＪＲ東海ツアーズのパッケージで、宿泊地として宝ヶ池プリンスホテルしか選択肢がなかった。 そして、宝ヶ池の山を降りたところが、いわゆる北山通りと呼ばれているところであっただけである。 そう偶然に北山通りを知ったのだ｡ もうひとつ偶然がある｡ 前回春に来たとき、円通寺に行きたくて、このあたりを偶然通っていた。 しかも、京都府立植物園の前にあるロイヤルホストで昼食を食べているのだ｡ そのときは、えらく田舎のほうに来てしまったものだ、と思っていた｡ このあたりを散策して見ようなどという気持ちはさらさらなかった｡ ガイドブックによると、北山通り界隈は京都一のモダンストリートで、京都の若者が集う現在進行形のまち、 さらには洛北随一の文化地区でもあるそうだ。 出発前は、そんなことも露知らず、ここを訪れたことになる｡ ”北山”をインターネットで検索すると、最初にヒットするのは登山のページである｡ 一般的には、北山とは登山をする山々を指しているようだ｡ また、北山通りというのは、京都市内から洛北のほうへずっと続いている通りなので、 そのすべてを北山通り界隈と言っているわけではない｡ 現在は、京都府立植物園を中心として、西は賀茂川の北山大橋から、東はノートルダム女子大学あたりを指しているようである｡ このあたりは、農家が点在する中に高級住宅が立ち並び、しゃれたブティックやレストランやカフェが点在する。 一風変わった景色の展開するまちである。 これがまた、そんなに不自然ではないのだ。 ちょっとおしゃれな京都を垣間見た感じがする｡ 写真は、滞在中毎日お世話になった進々堂のカンバン。 お店は、京都府立植物園の前にあり、いわゆる北山通りの中心付近に位置する｡ ２００３年７月３１日撮影。
Kazuyoshi Nagato

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