2003年 京都 家族旅行 春
京都駅
. 都会に住んでいるわたしとしては、京都には昔ながらの町並みを期待していた。 しかし、世の流れには逆らえないのか、古い町並みの中に大きなマンションが目立つ。
最も象徴的なのが、京都駅。 駅の上に11階建ての広大なビルを建ててしまった。 だけど景観はいまいちだし、使い勝手もかなり不便。 わたし的には、かなり不評である。

どうして京都にこんなものを作ってしまったのだろうか。 古きよき京都を残していくのは、罪なことなのか。 どうしても人間の限りない欲とか、動き出した抑えきれない右肩上がりの力の強さを感じてならない。 経済学には、右肩上がりしかないのか。 もっと身の丈でものを考えようよ、と思うのであるが。

写真は、京都駅の最上階に近い10階にある渡り廊下である。 スカイウォークとかいうしゃれた名前があるそうだ。 前面ガラスで、夜景を楽しむことができる。 写真ではわかりづらいが、そのために照明をできるだけ使わないような作りになっている。 そのため、ここはけっこう薄暗いのである。
ところどころ展望のためのポイントがあるが、若いアベック(死語かな)であふれていた。
Kazuyoshi Nagato
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