月別アーカイブ: 2012年7月

ポータブルフレキシブルソーラー蓄電セット

Portable Solar Generator

【新発売】折り畳んで持ち運べるポータブルフレキシブルソーラー蓄電セット『FlexSolarPod mini (フレックスソーラーポッド ミニ)』 発売!!

このたび、有限会社オンウェーブ(東京都千代田区)は、変換効率11.8%の高効率・軽量で折り畳んで持ち運び可能なフレキシブルCIGS薄膜太陽電池を使用したポータブルフレキシブルソーラー蓄電セット『FlexSolarPod mini(フレックスソーラーポッド ミニ)』を発売致します。
近年、温暖化防止や電力確保として、家庭やオフィスで持ち運び可能な独立電源の確保が望まれています。

この製品は、窓、ベランダ、壁面、自動車及びアウトドアへの持ち運びができ、最大6.5Wの発電と蓄電で付属AC100V端子から家電製品、DC端子からDC3V/4.5V/6V/12Vからモバイル電子機器、カー製品やバッテリー駆動家電製品、USB端子から携帯やスマートホン端末の充電、空気清浄器などの小電力機器を動作させることができます。
アウトドアやベランダでちょっとした発電及び充電をしたいときに、太陽の恵みで発電し、さまざまなエコライフを応援する節電、防災の太陽光発電・蓄電グッズです。

この製品は、世界トップクラスの最高効率11.8%を誇るGlobal Solar Energy社製(*1)の軽量・フレキシブルなCIGS薄膜型太陽電池を採用し、どこでも発電でき、充電や家電製品を動作させることができる折畳み式ポータブルフレキシブルソーラー蓄電製品です。

本製品は、2012年7月24日より発売致します。

データセンター管理者の75%が回答、「予算不足」

Data Center Questionnaire in EU
【LSI調査】
データセンター管理者の75%が回答、「予算不足で必要なパフォーマンスが実現できない!!」
データ量は増えるが予算は増えずの厳しい現実…
(2012年07月25日)

欧州のデータセンター管理者のうち4分の3が、テクノロジーにかけられる予算が不足するなか、求められているパフォーマンス・レベルを達成できていないと感じていることがわかった。
400名以上の欧州データセンター管理者を対象にした同調査では、データセンターおよびネットワーク全般にわたるアプリケーション・パフォーマンス最適化の重要性を認識している回答者が全体の93%におよんだものの、その大半はこうした最適化を行えていないと答えた。
適切なアプリケーション・パフォーマンスを妨げている主な要因として70%が挙げたのが、ネットワークおよびストレージへのアクセスに存在するボトルネックだ。データ・トラフィックが著しく増加してインフラストラクチャに負担がかかっているため、多くのインスタンスに問題が発生しているという。反対に予算はなかなか増えないので、インフラの整備が追いつかない。
今回の調査を主導したネットワーキングおよび半導体企業LSIは、データセンターは「データの洪水が生み出したギャップ」に苦しめられていると分析している。つまり、ネットワーク・トラフィックやストレージ・キャパシティに対するニーズは年間30%以上のペースで成長しているにもかかわらず、IT予算および支出の上昇率ははるかに低く、1年でわずか5%から7%にとどまっているのである。
「結果的に、今日の爆発的なデータ増加がこれを支えるのに必要なインフラの増築ペースを大きく上回ってしまい、データセンター管理者が問題の矢面に立たされることになった」(LSI)
多くの場合、トランザクションの処理レベルに影響をおよぼすほどのパフォーマンス問題を抱えている企業は、その影響が会社の収支にも波及するおそれがあることに注意しなければならない。
LSIによれば、データセンター管理者はフラッシュ・ベースのストレージに「強い関心」を示し、SSD(solid state disk)がアプリケーション・パフォーマンスを向上させうることも理解しているという。しかし、回答者の約半数はSSDの購入予算をいまだ獲得できていない。また、データセンター管理者がSSDの採用をためらう最大の理由は、すでに明らかになっているコストだそうだ(92%が回答)。
調査対象者が列挙した、データセンターにおけるビジネス・クリティカル・アプリケーションのトップ4は、以下のとおりとなっている。
・仮想化ツール
・Microsoft Exchange
・SQL Server
・Oracleのアプリケーション
(Antony Savvas/Computerworld英国版)

= 考察 ===============================================

1.予算はなくとも新規投資はできる

既存のランニング費用を見直すことで、新規投資余力を創出し、これから必要となる機器やソフトへの投資をすることができる。情報化投資は、設備投資のひとつである。設備投資背ある以上、ある一定の収入への貢献が期待される。情報化投資は、技術革新のスピードが速いという特徴がある。そのため、投資サイクルが小刻みで、維持管理費が雪だるま的に増加する傾向を持っている。情報機器やソフトのライフサイクルに合わせて、定期的な見直しが必要である。見直しのひとつのポイントとしては、収入への貢献度という評価軸も考えられる。

2.維持管理費の評価

維持管理費はハードウエアやソフトウエア、役務に限らず、提供されているサービスレベルと価格のバランスを常に把握しておく必要がある。そうしないと、必要でもないサービスに余計な費用を支払っていることになりかねない。

3.情報化投資最適化

株式会社アーバーズでは、情報化投資最適化の一環として、データセンターの基盤を支えている維持運用費を独自の手法で見直し(現状俯瞰)、新規投資のための余力を見つけ(最適化余力診断)、維持管理費の低減を実現するサービスを展開している。ご興味のある方は、株式会社アーバーズまで。

消費電力量25%減、沖縄のデータセンター

Saving energy 25%

膨大な節電ノウハウを持つイーエムシー。その秘密に迫る
» 2012年07月24日 16時21分 更新

仕切り板で空気の流れを調節し消費電力量25%減、沖縄のデータセンター

無数のサーバが集まるデータセンターでは、サーバをいかに効率良く冷却するかということが大きなテーマとなっている。伊藤忠テクノソリューションズは、沖縄県のデータセンター業者の施設を調査し、消費電力量25%削減に成功した。

[笹田仁,スマートジャパン]
 伊藤忠テクノソリューションズ(以下、CTC)は、沖縄県でデータセンター事業を手掛けているファーストライディングテクノロジー(以下、FRT)が保有するデータセンターを調査し、消費電力量25%削減に成功したと発表した。

FRTは2011年11月から2012年3月までの間、「沖縄型グリーンIT実証実験」を実施していた。この実証実験はデータセンターに建物の中で空気の流れを制御することで、高温多湿な地域に存在するデータセンターでどれほどの省エネ効果を得られるのかを確かめるものだった。

CTCはこの実証実験に協力し、外気を活用した空調の効率、冷気と熱気の混合による冷房の効率低下、空調機の性能などについて検証したという。

検証の結果、サーバラックが集まった区画に仕切り板とカーテンを設置し、冷気と熱気を分けることで冷房効率を向上させることが最も効果的であるという結論に至った(図1)。実際に、データセンター3階の1区画(220ラック分)に仕切り板とカーテンを設置したところ、消費電力量を25%削減できたという。

図1 仕切り板とカーテンを設置したサーバラックの区画。天井近くの部分には仕切り板を設置し、その下はカーテンで覆った

空飛ぶデータセンター、デルが発表

Flying Data Center by DELL

空飛ぶデータセンター、デルが発表

デルは米国時間17日、「データセンター界の空軍」と呼べるような新たなデータセンターを発表した。


デルは米国時間17日、「データセンター界の空軍」と呼べるような新たなデータセンターを発表した。

「デル・タクティカル・モバイル・データセンター」というこの新しい製品は、ボックス型のデータセンターの一種で、とくに軍事目的──緊急時に空輸できる一時的なサーヴァー設備として開発されたもの。デルの担当者によると、約30立方メートルの容積をもつこのデータセンターは、3Gまでの重力に耐えられるほか、周囲の風景に溶け込むようデザインされているという

デルのジョン・フィッツジェラルドによれば、「補給物資などを運ぶ他のコンテナと見分けがつかないようにしてある。高価なものだとわかってしまうと、攻撃の対象にされかねない」という。

コンテナ型のデータセンターはこれまでにも存在していた。こうしたものを実現しようとする取り組みは、1960年代から米防衛省などで進められていた。ただし、この種のデータセンターが改めて注目を集め始めたのは比較的最近のことで、グーグルが7年前にサーヴァーやストレージ、ネットワーク機器などを輸送用コンテナに積み込んだものをデータセンターとして使い始めて以降、コンピューター業界の各社で同様の取り組みがみられるようになった。

最近では、イーベイがモジュール型のデータセンターをアリゾナ州フェニックスのデータセンターで導入し、建物の屋上にこれを設置した例がある(日本語版関連記事)。またAOLでも先ごろ、あらゆる場所で稼働できる小型のデータセンターを発表していた(日本語版関連記事)。

デルも以前に空輸可能なコンテナ型データセンターをつくったことがあったが、3Gもの重力に耐えられるものはこれが初めてだという。このコンテナには、3つのハードウェアラックが内蔵され、4.5トンまでのハードウェアを搭載、また温度や湿度、気流を制御する装置、消防設備も内蔵されている。そのほか、電力やネットワーク、冷却用の水を引き込むための外部ポートもついている。

大量のデータを生成する無人戦闘機が空を飛び交う時代には、そうした飛行機の近くに演算装置を設置できることがとくに重要だという。デルの担当者は「こうした設備があれば、戦場の前線でデータを分析できるほか、本部からもデータのフィードを受け取ることも可能になる」と述べている。

TEXT BY CADE METZ
PHOTO BY IMAGE BY DELL
TRANSLATION BY 中村航