ローンなし・生活費格安、ムダな物・わずらわしいものなし、というスモールハウスの紹介としては、興味深く読みことができた。家を小さくすることで、自分の生活の中のムダを見出し、排除することができるし、本来したかったことを見つけ出すこともできるかも、と思った。そういう意味では、私もこのスモールハウスを実践してみたい気持ちになった。
しかし、後半は大量生産大量消費を前提とした、またはそれを美徳とした現代社会の批判と、それをスモールハウスで払拭できるのではという精神的な話になっていたので、そこの部分は少し理解することができなかった。もう少し私にも理解できるように書いてほしかった。
それと、実際にそのスモールハウスは具体意的にはどのように作るのかということもとても興味があったのであるが、そこのところも深掘りしてもらえるとよかったと思った。