独立国家のつくりかた/坂口恭平

自分よりも若い人の本は面白く感じないので、あまり読まないのだが、坂口さんの本は非常に面白くて痛快で、集中するあまり2時間くらいで読み終えてしまった。

独立国家というといささか大げさな感じがするが、要するに今の国家権力に頼らず生きていくか、生きていく道はあるのかということではないかと思った。

路上生活者から学んだ、今の今でも国土を1円も払わず獲得する方法の話や、廃棄バッテリーを使った12ボルト直流電源活用の話しなど、自分でも試してみたいという気持ちになった。

高度経済成長し高度な法治国家となった日本で、これ以上やること、できることはないのではという後ろ向きの気持ちになっていた私に、大きな活力を与えてもらった感じがする。

ただまだ若いので、背伸びをしている感じが少しする。身の丈で、ゆっくりとやられたほうがいいのではとも思った。権力に挑もうとしているので、敵はたくさんいると思います。そんなのにめげずに自分流を貫いてください。陰ながら、応援しています。

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